こんにちは、ひかりんパパです。
子供の習い事、何にするか迷いますよね。
ひかりんはこれまで、ヤマハの音楽スクール、スイミングスクールを経験してきました。現在のスイミングスクールは、ひかりん本人も気に入っている様子ですので、このまましばらくは続けさせるつもりです。
また、もう1つ習い事をさせようか迷っています。
でも、まだ小学校に通い始めたばかりで、体力的に不安があります。しばらくは水泳一本で頑張って欲しいと思います。
今回は、子供に習い事をさせる時に、身につけて欲しいと思う力に関してご案内します。
目次
1.習い事で子供に身につけて欲しいのは、「生きていくうえで大切な力」
ひかりんに習い事をさせるときに、ひかりんパパは2つの要求をしています。
ひとつ目は習い事そのものの技量が向上することです。
水泳教室、スイミングスクールに通うのであれば、上手に泳げるようになって欲しいです。また、サッカー教室に通うのであれば、サッカーが上手になって欲しいと思います。
ふたつ目は習い事をすることで「プラスαの力」が育つことを期待します。
子供を習字教室に通わせたなら、「字が上手になる」だけではなく、「落ち着いて静かに机に向かえる習慣」をつけて欲しいと思います。また、サッカー教室に通わせるのであれば、「チームワークを学んでほしい」と考えるでしょう。
ここで言っている「プラスαの力」とは、生きていくうえで大切な力のことで、習い事そのものの技量を習得するよりも重要です。
2.習い事のメリットは非日常の体験
習い事をすること自体、子供に何らかの良い影響が出ることは間違いがありません。
教育を研究する多くの専門家が語っている内容を大きくまとめると、
習い事をするメリットは以下の2つに集約されます。
- 日常生活ではできない体験の機会が増える
- 子供の世界が広がる
ひとつずつ解説します。
3.「日常生活ではできない体験の機会が増える」とは?
3-1.日々地道な練習を行うことで小さな成功体験を得るという体験
自立したタイプの子供になります。
「努力して達成できると嬉しい」、「上達すると楽しい」という経験を、幼少期からたくさん経験してきた子供は、自分から進んで能力を向上させようとします。勉強面も前向きに取り組み、ぐんぐん能力を伸ばしていきます。日常生活ではなかなかできることではありません。
3-2.ワクワクするような体験
ひかりんパパが小さい頃、近所の空き地に秘密基地がありました。
おもちゃを十分に買い与えられない時代ですから、新聞紙や空き箱を使った工作など、自分の頭を使って考えて遊んでいました。また、体力の限界まで自転車を乗り回す、いつもと違う公園の草むらを探検したのも良い思い出です。
自然の中で遊ぶ行為では、風を感じる、つまずく、木登りで足を滑らせるなどハプニングと緊張感にあふれています。
今日の子供たちは恵まれすぎていることと、環境の変化もあり、親世代と同じ体験をすることが出来ません。体験の代わりを習い事に求めています。思い切り外で遊ばせられないからスポーツの習い事をさせることには賛成です。とはいえ、習い事は自然で遊ぶことの代わりにはなりませんので、過度な期待は禁物です。
3-3.勝ち負けで悔しさを知る
最近の公教育では、露骨に差をつけることを避ける傾向があります。
かけっこで1位を決めない、おゆうぎ会の主人公が何人もいると聞きます。その点、習い事では勝ち負けがはっきり出ます。負けて悔しさを知るというのは、本当に得難い経験です。「あの子に勝てない」から、「練習したらあの子より上手になった」という経験を積み重ねることで、向上心や、忍耐力が身に付きます。
4.「子供の世界が広がる」とは?
習い事は小学校や幼稚園とは別の世界で行われます。
その結果、年上の子供やコーチ(先生)、年下の子供と接点が生まれ、日常とは違った人間関係を体験できます。子供が日々接する世界はまだまだ狭いです。幼稚園や保育園、小学校の中に留まってしまいます。習い事を通じて違う世代と接することで、子供の世界を広げる良い刺激になります。
また、人間関係以外にも、違う世界を知ることもメリットです。
サッカーや野球で試合に出場する、ピアノやバレエの発表会に出演することは良い緊張感を経験します。また、プロの試合を観戦することや、展覧会に行くといった経験から、世の中の広さ(上には上がいる)を知ることが出来ます。こういった経験で視野が広がることは、子供にとって大きなプラスになることは間違いがないでしょう。
5.習い事によって身につく力
習い事は、子供に良い影響を与えます。
教育の専門家では概ね一致した意見ですが、音楽系やスポーツ系を薦める、勉強系の習い事に否定的な意見があるのも確かです。とはいえ、子供が興味を持っているのであれば、どのような習い事でも良い体験、刺激になるという考えが主流です。
そんな専門家の意見をまとめると、習い事を通じて身に着く力は下記の8つになります。
- 自分から物事に取り組む力
- 自分の頭で考える力
- 集中する力
- 真剣勝負で実力を出せる力
- コツコツと努力する力
- 自分の感情をおさえる力
- 素直に教えを請う力
- 仲間と上手にコミュニケーションを取る力
こうして並べてみると、子供にぜひとも身に着けて欲しいとことばかりです。生きていくうえで大切な力ばかりと言い換えることもできます。習い事を通じて、これらの力がつくのであれば、少々のお金は気にしないで経験させてあげたいものです。
6.習い事をしてきた子供の意見
習い事を通じて、様々な生きる力が付くことは確認できたと思います。
では、実際に習い事を受ける子供の考えどうでしょうか?今回、一般に頭が良いとされる東大生のアンケート結果があったので引用します。記事作成にあたり下記を参照しました。
東大家庭教師友の会調べ:東大生を対象とした調査(2014年8月実施)
・習い事していた学生のうち、96%が習い事をして後悔していません。
・最も長く続けた習い事に関して、やってよかったと考える学生は92%、あまり意味がなかったとする学生は8%です。ちなみに4割強の学生が10年以上習い事を続けています。
・2番目に長く続けた習い事に関しては、やってよかったと考える学生は76.8%、あまり意味がなかったとする学生は23.2%です。
・3番目に長く続けた習い事に関しては、やってよかったと考える学生は70.6%、あまり意味がなかったとする学生は29.5%です。
習い事を続けた期間によって、「やってよかった」と感じる割合が正比例しています。
2番目以降の習い事に関しては、途中でやめてしまった挫折感や、最も長く続けた習い事に及ばない劣等感があるのかも知れません。
7.まとめ
いかがでしたのでしょうか?
本日の記事から導き出される結論は、子供が途中で習い事をやめたいと言ってきても、すぐにやめさせてはならないということです。
しばらく頑張らせたうえで、どうしても苦痛を感じるようであれば、「目標を定めて達成できた」、「次の試合まで」など、区切りを決めて本人が納得す形でやめさせるのがよいでしょう。