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子供の習い事の選び方、やらせたいより長く続けられることが大切

子供-習い事-選び方

こんにちは、ひかりんパパです。

今回は、子供の習い事の選び方に関してご案内します。

日本では習い事の人気が高いです。

少子化の影響もあり、子供1人にかけられる教育費が相対的に多くなっています。また、子供が将来困らないように、さまざまな技術を身に付けさせたいという親の意向が透けて見えます。

習い事を何もしていない小学生は14.8%、幼稚園・保育園児34.7%です。ニッセイ(日本生命保険相互会社)が2014年に行った調査の結果です。

参照記事>>>ニッセイ アンケート ~5月:「こどもの日・こどもの習い事」について~

習い事をさせたい親が増えると、そこにビジネスチャンスが生まれます。

人気のある定番の習い事だけでも数多いです。また、時代を反映した流行がみられ、新しい習い事が誕生しています。習い事の選択肢が増えることで、選ぶ親の苦労は増します。

今回、子供の習い事選びに悩まれている親世代に向けて、習い事の選び方に関してご案内します。

1.時代を反映した新しい習い事

1-1.ゴルフ

かつては経済的にゆとりのある大人が楽しむ趣味のイメージでした。

若手有名選手の活躍もあり、小学生向けジュニアスクールが人気です。小学生にゴルフを習わせる目的には、「一生できるスポーツだから」、「将来、親子でコースを回りたい」などがあげられます。

親がゴルフを趣味とするメリットを知って、子供にもそのメリットを感じて欲しいと思っています。

社会に出た時、ゴルフは人間関係を構築する武器になります。トップレベルの会談では、接待ゴルフがセットになっていることが多いです。そのため、若手ながらゴルフの腕がいいと、役職者に名前を覚えてもらいやすいです。

また、接待ゴルフでのミスが少なくなることから、重要はお客様を担当する機会に恵まれる可能性が高いです

子供-習い事-ゴルフ

1-2.フィギュアスケート

オリンピックでの日本選手の活躍で人気が高まっています。

以前より人気が高い習い事ではありました。特徴的なのは、オリンピックを目指すような競技志向の割合が非常に低い点です。おそらく、テレビを見た子供が綺麗な衣装にあこがれて、スケートを習いたいと言い出したのでしょう

親側も、「良い運動になりそう」、「ちょっとした特技になってくれれば」という軽い気持ちで通わせています。

1-3.児童劇団などの芸能系

児童劇団に入る子供のほとんどが強い上昇志向を持ち、将来は人気タレントになりたいと考えています

先ほどご紹介したフィギュアスケートとは正反対です。子供が希望する場合、「人前でダンスを披露したい」、「将来タレントになりたい」などが動機です。親が希望する場合、「わが子の容姿が良いからタレント活動させたい」、「子供の良い思い出になる」といった動機です

タレントになるつもりがなく児童劇団に入る、その理由は内気な性格が心配な場合です。

人前で演技することで積極性を身につけて欲しいと親は考えます。無理やり舞台に上げられる荒療治です。面白いことに、昔から一定割合いるようです。

1-4.・レゴブロックを組み立てる「レゴ教室」

東大LEGO部が作る作品は非常にレベルが高いです。

参考記事>>>東大LEGO部ブログ

大学に進んでLEGO部に入るくらいですから、子供の頃からレゴで遊んだ経験が豊富です。また、子供の頃にレゴで遊んでいたと発言する、LEGO部ではない東大生も多いです。すると、一部の教育熱心な親から「レゴは頭脳の発達に良い」という認識をされ、習い事としてのレゴが人気になっています。

子供-習い事-レゴ

1-5.その他の新しい習い事とまとめ

まだまだあります。

・理科の実験を行う「実験教室」

・ロボットについて学ぶ「ロボット・サイエンス教室」

・本を読む習慣をつけ、国語力をあげる「読書教室」

子供向けの習い事は多様化しています。また、習い事にかかる費用もそれなりに高額です。そのため、子を持つ親はどのような習い事が自分の子供にとってベストか悩みます

2.子供の習い事を決める4つの基準

先ほどご紹介した新しい習い事、従来からある定番の習い事、多くの親はどのような基準で選んでいるのでしょうか?

習い事選ぶ基準としては、次の4つに集約されます。

  1. 本人が好きなもの、得意なもの
  2. 日常生活ではできない楽しい体験ができるもの
  3. 特技になるもの
  4. 将来役に立つもの

ひとつずつ解説していきます。

2-1.本人が好きなもの、得意なもの

習い事選びにおける最も重要な条件です。

やはり実際に通う子供がやりたいこと、向いているものを選ぶべきなのは間違いないです。大半の親は、「子供の能力を引き出してあげたい、伸ばしてあげたい」と考えています。そして能力を引き出し、伸ばせるかどうかは、本人の特性(好きなもの、得意なもの)次第です。

子供の向き不向きが見えるのは小学校2年生くらいからです

幼児期から習い事を始めても、子供自身、何が好きで得意か理解していません。また、見守る親も、子供にどんな特性があるか見極めができません。習い事の低年齢化が進んでいる現在の状況では、「子供が好きなもの・得意なもの」を優先して決めることが出来ず、親の判断がどうしても優先されてしまします

習い事を長く続けることで、子供が将来「習い事をしていてよかった」という比率が上がります。子供の特性を見極め、導いていただければと思います。

関連記事>>>習い事をしてきた子供の意見

2-2.日常生活ではできない楽しい体験ができるもの

習い事を生活のアクセントや人生の楽しみととらえる考え方です

習い事の本来の意味はこちらでしょう。子供自身はもちろんのこと、親が一緒に楽しめる習い事を選べば、毎日の生活に変化が生まれます。その好例としては、親子の会話にその習い事が加わることでしょう。

子供がのびのび遊べる空間が減っています。

スポーツ系の習い事を選ぶ親は、その代わりとして習い事で体を動かし、鍛えさせようと考えています。

2-3.特技になるもの

習い事に通わせないと身につきずらいものです。

具体的には、武道、そろばん、楽器、ダンスといった習い事です。ここで身につくスキルは、子供にとって誇れる特技となりやすいです。ただ、特技といえるほどの技術を身につけるには、長期間続けることが必要です。

関連記事>>>習い事のそろばんは、学力に直結、抜群の計算(暗算)力が身につきます

関連記事>>>ピアノの習い事、東大生のアンケートでは頭が良くなる可能性NO.1

関連記事>>>ダンスの習い事、元気に楽しく踊る。でも、友達とその親がちょっと・・

習い事は出来るだけ小さい頃から始めたほうが有利と考える親がいます。

特にピアノやバイオリンなどの楽器演奏に関しては、絶対音感が身につくのは6歳~7歳までと言われています。この事実が親の焦りを生み、習い事の低年齢化に拍車がかかります。そして、幼児期からのエリート教育志向を生む土壌となっています。

特技となる習い事で、エリート志向ではない一例をご案内します。

ひかりんパパには長年空手を楽しんでいる同級生がいます。小学校の頃にいじめを受けたことをきっかけに空手を始め、中学生の全国大会で優勝します。高校卒業後は総合格闘家としてデビューするも、大きなけがを負ってわずか3試合で引退に追い込まれます。

その後は後進の指導にあたっていましたが、所属していた道場の師範が亡くなり道場が閉鎖されてしまいます。

その後は、地元で小さいながらも道場を開き、小学生に空手を指導する毎日です。毎月の月謝は微々たるもので、道場の維持費がやっと出る状況ですが、特技が生きがいになった好例として紹介させていただきました。

子供-習い事-空手

2-4.将来役に立つもの

安くない費用をかける訳ですから、何か将来の役に立ってほしいと考えるのは多くの親に共通した願いです

いくつか例をあげます。

スイミングスクール

近い将来の小学校入学を見据え、「学校の水泳の授業について行けるように」と考えた場合です。水泳指導に力を入れている小学校の場合、泳げない子供は非常につらい思いをします。

関連記事>>>水泳は習い事の王様、今も昔も人気ランキング第1位!その秘密はどこに?

ゴルフ

社会経験を積んだ親が、「社会に出てから役に立つ特技」として、ゴルフを習い事に選ぶケースもあります。

野球

銀行や大企業などは体育会系の気質が色濃く残っていて、過去にスポーツ打ち込んでいると有利になります。

関連記事>>>習い事、子供が野球始めたら即席コーチになるワケ、親の時間と肉体の負担

3.親の考える習い事の最終到達点

多種多様な習い事がある中で、多くの親はその道のプロになることを望んでいません

もちろん、高い志を持って、習い事教室の門を叩く親も少ないながら一定割合います。「ゆくゆくはオリンピックの水泳選手に」、「将来はダンスの先生に」、「プロサッカー選手や野球選手に」といった目標設定でしょう。でも、大多数の親は、そこまで真剣に子供に要求していません。

「将来何かの役に立てば」、「よい体験の機会になるから」といった考えで習い事をさせています

多くの親は、習い事を通じて「プラスαの能力」をつけて欲しいと思っています。「水泳」、「ダンス」、「野球」、「サッカー」といった、習い事の技術をとことん極めることだけを目的としていません。習い事の経験を通じて、「プラスαの能力」をつけられればと願って、習い事の門を叩きます。

4.失敗しない習い事の選び方

習い事は長く続けるほど、やってよかったと感じます。

関連記事>>>習い事をしてきた子供の意見

「習い事選びで失敗」した場合、結果的にその習い事を長く続けられなかったと言えます。であるなら、なるべく長く続けられる習い事を選ぶことが、失敗しない習い事選びのポイントになります

細かくご紹介していきます。

4-1.子供の性格と合っていない

幼児期から習い事をさせると起きがちな問題です

先ほどご紹介の通り、子供の向き不向きが見えるのは小学校2年生くらいからです。将来の役に立ってほしいと思って始めた習い事ですが、子供の性格に会わないようでしたら早々にやめて、他の習い事に切り替えるのもありだと思います

4-2.親の負担が大きい

負担は大きくお金と、時間に分けられます。

子供が楽しく習い事を続けてくれることは親としてはうれしいことです。でも、親の負担が大きすぎると続けることが困難です。

お金の負担

習い事を始めると、少なくとも毎月5,000円程度の費用が掛かります

習い事によっては毎月の費用以外の出費があります。バレエやピアノの場合、定期的に開催される発表会の度に、会場まではタクシー移動、打ち上げへの参加、先生へのお礼が半ば義務化されている場合があります。

また、毎回のレッスン終わりにママグループと子供が集まって、外食することが定番化している場合もあるでしょう。

野球やサッカーの場合、道具やユニフォームの準備、遠征費がかかります。

時間の負担

習い事への送迎に時間がかかることはご認識の通りです。

そのほか、野球やサッカーなどのチームスポーツを習っている場合、練習や試合の送迎が当番制で回ってきます。野球を始めたばかりの子供同士でキャッチボールが出来ないため、多くの親がキャッチボール要員の即席コーチに駆り出されます。また、試合観戦が半ば義務化されているチームもあります。

子供-習い事-野球

4-3.通っているスクールの雰囲気が合わない

キッズダンススクールで起きがちな問題です。

同じ習い事でも、先生と通う生徒で雰囲気が異なります。ダンススクールの場合、勉強はどうでもいいという考えの親がいる可能性が比較的高く、子供に悪い影響が出るため注意が必要です

「誰々ちゃんがやっているから私も」という動機で習い事を始めると、誰々ちゃんが習い事をやめた瞬間に、私もやめると言い出すことがよくあります。その習い事が好きなわけではなく、「誰々ちゃんと一緒にいたかった」だけです。習い事を始める前に体験して見極めていきましょう。

4-4.失敗しない習い事の選び方まとめ

家庭にあった条件で選ぶ

金銭的に使える範囲、移動に時間がかからない習い事を選びましょう

いくら良い習い事だからといって、長時間移動は大きな負担になります。同様に、習い事にかけられる金額は、家庭により異なります。小さい子供がいる場合も制約事項になりますので、無理のない範囲で選択することをオススメいたします。

体験教室で雰囲気を知る

通いたい習い事があったら体験してみましょう。

綺麗なパンフレットと実際の習い事は違う雰囲気かも知れません。できれば複数の習い事教室で体験することをオススメします

子供のやりたい気持ちを尊重する

先ほどよりご紹介の通り、子供の向き不向きが見えるのは小学校2年生くらいからです。

しかし、それでも子供のやりたいという気持ちは尊重して欲しいです。習い事に取り組むのは子供自身ですし、どんな習い事でも一定期間の鍛錬を経てから楽しさが分かります。子供がやりたいことであれば、初期の鍛錬を乗り越えることが容易になります。

5.まとめ

いかがでしたでしょうか?

今回、子供の習い事の選び方に関してご案内させていただきました。

子供の習い事、子供のやりたい気持ちを尊重することは非常に大切です

でも、最初から「正解の習い事」を選択できるかは分かりません。子供が「やりたい」と言って始めたけれど、他にもっとやりたいことが出来た、一定期間経たけれど子供が苦痛を感じるようであれば親の出番です

子供の習い事の軌道修正をしてあげましょう

習い事は子供の人生を豊かにするものです。しかし、必ずしなくてはならないものではありません。「うちの子供は楽しんでいるかな?」、「子供とってプラスになっているかな?」いちばん近くで観察し、必要とあれば軌道修正をしてあげられるのは親だけです。

また、わざわざ書きませんが、多すぎる習い事は問題です。最大でも2~3個にとどめましょう

次の記事へ>>>【習い事ランキング ベスト10】東大生と普通の人の違いをまとめました

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