こんにちは、ひかりんパパです。
別の記事で東大生が経験した習い事ランキングをご紹介しています。
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この記事ではもう少し踏み込んで、習い事をすることで頭が良くなる可能性に関してご案内します。
両親の目が届かず、学校のように毎日通う環境とは異なり、習い事には緊張感が溢れています。
1.前頭前野を鍛える
脳科学に携わる多くの専門家は「習い事をすることは子供の頭脳を鍛える」と考えています。
彼らの説によると、「脳に良い刺激」を与えることで、脳が鍛えられ発達します。特に思考や判断、行動を司り、指令を送る「前頭前野」を鍛えると、「自分の頭で考え、それを表現できる能力」を持つ子供、すなわち頭の良い子供に育ちます。
参照記事>>>前頭前野
習い事には、「前頭前野」を働かせ、刺激を与える要素に満ちています。
習い事で体を動かす場合、多彩な動きで前頭前野を刺激し鍛えます。これはスポーツに限った話ではなく、ピアノを弾く、絵を描く、そろばんを弾くと行った動作でも同様の効果が得られます。普段とは違う手足の動き、指を使う動作で前頭前野が活発に働き、結果的に脳が鍛えられます。また、水泳やサッカーなどの有酸素運動では、脳に大量の酸素が送り込まれ活性化します。
2.運動野を鍛える
そろばん、ピアノ、習字などの指先を細かく使う習い事では、前頭前野に加えて運動野も活性化させます。
参照記事>>>一次運動野
参照記事>>>補足運動野
指先の細かな動作や、左右違った動作は脳を刺激します。
こういった動作を家庭で行う機会はほとんどなく、親が意識して誘導するにも継続的に行うことは難しいです。やはり、習い事を通じて習得させることが現実的です。
3.共感する能力、理解する力
ダンスやバレエ、武道では、先生の動きに合わせて、マネすることを求められます。
人の動きを目で捉えて、頭の中で順番を整理して実行することは、脳刺激することのみならず、共感する能力も育てることができます。
共感する能力は、女の子の人間関係構築には必須の能力です。
この共感する能力は、理解する力と密接に関わり、結果的に「頭の良さ」を育てることにつながります。男子生徒より、女子生徒の学力が高い、勉強が得意な状況は、この共感する能力の差によって生まれているのかもしれません。
4.脳を鍛える前提条件
子供本人が好きでやっている習い事でないと脳は鍛えられません。
これまで「習い事で脳を鍛えることができる」と紹介してきました。脳の発達に重きを置いて習い事をさせる場合、子供がその習い事を好きで、楽しんでいることが大前提になります。
本人が楽しんで真剣に取り組むことで脳が鍛えられ、その結果何かを達成するとドーパミンの分泌により脳が活性化します。
逆に言うと、子供が乗り気ではない習い事は、脳の活性化にはつながりません。脳を鍛える、頭をよくするための習い事であれば、「本人が好きで楽しくやれる習い事」でなければ意味がありません。
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5.まとめ、机に向かっているだけでは頭は良くならない
今回、習い事と「頭の良さ」「勉強の能力」に関してご案内しました。
「頭の良さ」「勉強の能力」は、机に向かって勉強しているだけで手にすることはできません。
自分の頭で考え、行動し、何かを達成した充実感や、失敗した時の挫折感、弱い自分の感情を向き合うことで、脳が鍛えられ、勉強の能力向上につながります。
ひかりんパパを含め、多くの親は「頭が良くなって欲しい」、「勉強ができるようになって欲しい」と考えた時に机に向かうことのみを要求します。
残念ながら、問題集に取り組む、参考書を読むだけでは勉強の能力向上にはつながりません。それよりも自分の頭で考えることが大切で、それこそが「頭脳を鍛える」ことにつながります。多彩な経験をさせ「自分の頭で考える機会を与えること」に重点を置くべきだと考えます。
習い事は通常得難い貴重な体験であり、頭を鍛える絶好の機会と考えることができます。
頭の良くなる習い事は数多く存在します。そして、すべての習い事が無条件で子供の頭をよくするわけではありません。どの習い事をすると脳が鍛えられるかの正解は子供自身に存在します。
子供が熱中できる習い事が見つかり、心から楽しむことができた時、子供の頭脳は鍛えられ、色々な能力が培われます