こんにちは、ひかりんパパです。
ゴーデンウィーク明けの週末、ひかりんとテレビを眺めていたら「全国統一小学生テスト」のテレビCMが流れてきました。
ひかりんが「テスト受けたい」と言います。
「全国統一小学生テスト」を受験可能な施設は、てっきり四谷大塚だけと思っていました。ところが、申し込みサイトには早稲田アカデミーでも受験できると表示があります。これ幸いに、自宅から歩いて10分の早稲田アカデミーを試験会場に指定して申し込みします。
全国統一小学生テストに申し込んでから1週間、早稲田アカデミーから全国統一小学生テストに関する書類が送られてきました。
雨の激しい日に届いたので、封筒が少しヨレヨレなのはご容赦ください。
封筒の中には、受験番号が印刷されたQRコードのシール、試験当日のイベント情報(試験解説など)、全国統一小学生テスト対策教材が入っています。
今回、2019年6月2日に開催される「全国統一小学生テスト」に先立ち、対策教材に取り組んだひかりんの様子をご案内します。
1.【全国統一小学生テスト】対策教材のポイント
対策教材は少々複雑なページレイアウトです。
小学1年生向けのテストでは、問題用紙と回答欄が同じ紙面にあるのが一般的だと思います。ところが、送られてきた対策教材は、問題用紙と回答用紙が複数ページに分かれています。何も言わずに対策教材に取り組ませたところ、ひかりんは問題用紙を読まず、回答用紙だけを見て回答を記載していました。
二つ折りでA4サイズ、開くとA3サイズ、かなりの大きさです。
ひかりんは半分に折られた状態で問題用紙を読んで、回答用紙に記入していきます。すると、読んでいる問題と、記入すべき回答用紙の場所を、たびたび把握できなくなりました。当日解答欄の記入ミスがありそうで少々不安です。
試験当日に子供が戸惑わないように、同じ出題形式で作成、本番前に出題形式の確認を促しているのだと思います。
ひかりんには問題用紙の読んでいる問題の番号と、回答用紙の問題の番号を確認してから、回答を記入することを教えました。
2.【全国統一小学生テスト】対策教材の内容
率直に言って難しいです。
2-1.国語の問題
冒頭は、正しいひらがなで書かれた、カメや、リンゴを選択する程度のやさしい問題です。
中盤で出てくる正しい副詞を選択する問題から難易度がぐっと上がります。
3つ動詞と、3つ副詞が提示されて、正しい組み合わせを線で結ぶ問題が2問出ます。そのうち、小学校1年生が簡単に類推できるのは1つ(ねんどを&こねる)しかありません。後の5つは少し難しい表現(シクシクと泣くなど)が使われます。
特に難しい問題が終盤に出てきます。
最終問題の一つ前は、先生と生徒の会話の一部が欠落していて、正しい会話文を選択する問題です。しかも文字数が200文字を超える長文です。1問目は直前の会話から答えが類推できて、それらしい回答を選べば正解です。
2問目は会話の最後まで確認して、生徒の最後の発言まで確認しないと回答が導き出せません。案の定、2問目をひかりんは間違いました。
最終問題は600文字を超える長文読解問題です。
文章を読み始めたところで時間切れ、全く手付かずで終了しました。
2-2.算数の問題
国語と同様、最初はやさしい問題、図を見てものの数を数える問題から始まります。
次に、数列に空欄があって、規則性に基づいて数字を埋める問題、空欄を埋めるタイプの四則演算問題へと進んでいきます。
ここで少し難易度が上がります。
文章問題で四則演算を問いますが、足し算、引き算、割り算が1問ずつです。小学1年生向けの問題で割り算が出ると思いませんでした。とはいえ、数式は9÷3ですので、引き算の延長で十分解ける問題です。
ここから難易度はぐんぐん上がっていきます。
ひとりひとりに名前がついた7人の子供が並んだイラストがあります。1問目は、A君が端から数えて何人目か聞いてきます。2問目は、B君が右から数えた場合と、左から数えた場合、それぞれ何人目かを関して聞いてきます。
最後は、全員が順番を並び替えて、いくつかの前提条件を示した上で、特定の子供がどこにいるかの問いです。この問題を正解するには、高いレベルの国語力が必要になります。
次は図形問題です。
ここからひかりんは全滅しました。正方形の半分の二等辺三角形を1個として、図形の中に何個含まれるかを聞いてきます。「図形に線を引いて、三角形と同じ形にして、数えるのだよ」とひかりんには教えましたが、何本か線が抜けた状態で出来上がりと言っていました。図形の中に大きい三角形(4個分)があちこちに配置され、線の引き忘れを意図した問題だと思います。
次は、立方体の積み木がいくつか重なった図があり、積み木の数を聞いてきます。
頭の中でイメージしながら加算が必要ですが、積み木は最大3段まで積まれています。これはちょっと難しいと思い、簡単に回答を得る方法をひかりんにアドバイスしました。
最後は時計の問題です。
変わった時間が表示される時計と、正しい時間が表示される時計が示されます。変わった時計を見て、正しい時間を導き出す問題です。一目見て、「関数?」と思ってしまう難易度です。この問題を解く小学生がいるのだな〜と感心しました。
3.まとめ
いかがでしたでしょうか?
「全国統一小学生テスト」は、中学受験を主たる事業に据える四谷大塚が実施するテストです。
中学受験に向けて、子供の学力をランキングする目的で作られているのでしょう。そのため、簡単な問題から、難しい問題まで満遍なく配置、テストの点数がその子の学力だとはっきりわかる形式にしているのだと思います。
また、中学受験問題を解くには国語力がかなり必要と痛感しました。
子供の教育上、国語力の重要性は認識しているつもりでした。今回、実際に問題に接してみて、国語算数問わず予想をはるかに超えた難しい文が使われていました。今後、ひかりんの国語力強化は継続的に行っていきたいと思います。
ひかりんはご褒美のかき氷を食べてご満悦です。
事前教材を終えて、いよいよ来週は「全国統一小学生テスト」本番です。
ひかりんには、臆することなく自分自身の力を精一杯発揮して欲しいと思います。なお、テスト後の解説授業をひかりんと共に受講予定です。テストでできなかったところを、次回は正解できるように学び取って欲しいと思っています。